マスティックとは



ギリシャ南東部のエーゲ海に浮かぶヒオス島に自生する木から採取した樹液です。ギリシャでは500年以上前からこの樹液をガムのように噛む習慣があります。原産国はギリシャですが、中国の漢方古典「図経本草」には漢方生薬として記されています。
当研究会ではマスティックの殺菌力、抗菌力に注目し、過去、プライマリケアの実践に満足できるツールとして漢方うがい薬とマスティック歯磨き剤を開発しました。
マスティックガムはピロリ菌に対して有効であることが1998年のイギリスの医学誌に論文として掲載され注目を集めるようになりました。
マスティックを噛んでいる人々は消化器疾患が極めて少ないことが知られていましたが、日本歯周病学会において歯周病関連菌にも抗菌性を有することが明らかにされました。
マスティックには歯周病原因菌であるグラム陰性菌に対して特に強い感受性があり、他の口腔細菌に影響を及ぼしにくく、内毒素の強い歯周病原菌だけを選択的に抑えて減少させることが可能で当研究会は各大学との共同実験で証明しました。
バイオフィルムの初期形成に必要な凝集作用を持つフゾバクテリュウム・Nに対し感受性が高く、又自然免疫系好中球のアポトーシスを抑制、口腔内の免疫環境維持にも役立つことが(社)日本歯周病学会等、又海外でも発表されています。